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文書の作成や翻訳、画像認識、チャットボットなど、誰もが手軽にAIを使う時代になりました。ビジネスにおいても、業務効率化のために多くの企業が活用しています。本書で紹介するのは、そうした単に道具として使う特化型のAIではありません。テーマは、人間の脳に近い働きをし、人間のパートナーとしてビジネス上の実業を広範囲で解決できる「強いAI」の可能性についてです。人間は試行錯誤を重ねることで経験を積んで成長し、複雑な問題を解決する力を身につけていきます。「強いAI」とはそのようなことができるAIのこと。言語化しにくい“匠の技”までも習得し、製造業の喫緊の課題となっている技術継承や人手不足に寄与します。また、複雑な経営課題に活用することで、空前のスケール拡大、スコープ拡大が容易にでき、様々な経験による学習が企業内にAIモデルとして残ります。人間の単なる代わりではなく、人間の弟子として様々な可能性を秘めた「強いAI」。一歩先を行く、AIを使ったビジネス戦略がわかります。

「強いAI」によるAIファーストの実現
鹿子木宏明著
ディスカヴァー・トゥエンティワン
1980円（税込）