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DX Terms&Glossaryいまさら聞けないDX用語集

  • エッジAI
    Edge AI

    パソコンやセンサーなどネットワークの端末機器に搭載したAIのこと。インターネットへ接続せずにデータ処理ができるため、即時での迅速な解析や判断が可能。セキュリティ性の向上、通信コスト削減、通信環境に関係なく使えるといったメリットもある。しかし、一般的なクラウドAIに比べ、大規模データの処理能力については制限があり、システムが複雑になりやすく運用の難易度が高いというデメリットも。とはいえ、今後エッジAIのニーズは広がると予想され、進化が期待される。

  • iPaaS
    アイパース

    iPaaS(=Integration Platform as a Service)は複数のアプリケーションやシステムを繋げてデータを一元化したり、連携させるクラウドベースのプラットフォームサービスのこと。サービスの種類や環境の違いに関係なく統合できるので、サイロ化したデータの統括や管理の解決が期待できる。混同されやすいサービスに以下がある。
    SaaS(Software as a Service)=ソフトウェアをクラウド化したもの、PaaS(Platform as a Service)=プラットフォームをクラウド化したもの、IaaS(Infrastructure as a Service)=サーバなどインフラ環境をクラウド化したもの。また、RPA(Robotic Process Automation)はPC上のルーティーン業務の自動化を行い、効率化するツールである。

  • AI TRiSM
    エーアイトリズム

    ChatGPTなどAIが身近なものになり、便利になる一方で、信頼性、著作権や個人情報の侵害、情報漏洩など、様々なリスクが潜んでいる。そうしたAIリスク対策への枠組みが「AI TRiSM」(Artificial Intelligence Trust, Risk and Security Managementの頭文字をとったもの。米国の調査会社Gartner社が提唱)だ。4つの柱で構成される。
    ①説明可能性…AIがなぜそのような回答を導き出したのか、そのプロセスを可視化する。②ModelOps…AIモデルの開発から運用、更新までのサイクルを効率的に実行できるようにする。③AIセキュリティ…外部からの攻撃から守るためのセキュリティ対策を行う。④プライバシー…AIのトレーニングや予測に使うデータのプライバシーを保護する。
    AIの信頼性を高めるにはAI TRiSMの考え方が重要になる。

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